『博士と彼女のセオリー 愛はすべてを乗り越える』

題:The Theory of Everything

ジャンル:感動、愛、ヒューマンドラマ

公開:2014年 イギリス

監督:ジェームズ・マーシュ

主演:エディ・レッドメイン, フェリシティ・ジョーンズ, チャーリー・コックス, エミリー・ワトソン, サイモン・マクバーニー, デヴィッド・シューリス

あらすじ:

興行収入:2億2400万円

評価:★★(3段階評価)

感想:高校の時、物理の話はよくわからなくて苦手だったな・・・。

安心してください。物理の話はわからなくても、割と楽しめる映画です。

しかし、ジェーンの悩みは相当に深かっただろうな。

本当に人を愛するということはそれ相応に苦難が待ち受けている。

映画という短い時間の中ではあったが、

それがよく表現されたいたようにも思う。

3人目のスティーブンとの子供を、親身になってくれたジョナサンとの子供では

ないかと疑われたシーンがあったが、あれが個人的には印象に残った。

やっぱり、当事者たち以外は、何もわからないし、

所詮は低俗なもののとらえ方しかできないんだろうな。

いや、もちろん親としての心配とか、周りからの視線とかもあるんだろうけどね。

ALS(筋委縮性側索硬化症)と診断され、余命2年と言い渡されたが、確かに

いつ亡くなるんだろう?と思って観てたら、実際には76歳まで生きてるみたい。

すごいな。

あと、気管切開してしゃべれなくなったときに、スペリングボードを使って

会話をしなければならなくなって、そのボードの文字配列を記憶して

スピードアップを図るところも頭いいんだろうなと、思わせてくれて、面白かった。

頭がいい人って、記憶力に優れる人だと個人的には思ってる。

もちろん、発想力とかって言うひともいるとは思うけど。記憶力に関しては、

常人でも鍛えることができる部分だし、一番信用できる部分かな。

スティーブン・ホーキングという人物について、知る導入的な作品としても

良いのかも。気になった方はぜひ。

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました ハートフルな家族愛』

原題:Chef

ジャンル:感動、家族、料理

公開:2014年 アメリカ

監督:ジョン・ファヴロー

主演:ソフィア・ベルガラ, ジョン・ファヴロー, ボビー・カナヴェイル, ダスティン・ホフマン, ロバート・ダウニージュニア, オリヴァー・プラット, エムジェイ・アンソニー, エイミー・セダリス, スカーレット・ヨハンソン, ジョン・レグイザモ

あらすじ:

興行収入:1億7900万円

評価:★★★(3段階評価)

感想:この映画は2回目かな。名作は何度みても面白い。これが真実。

ストーリーとしては、割と単純で、人生の転落から這い上がっている様を上手に

まとめている。テンポが非常によく、BGMもよく合っているので、

あっという間に最後まで観れると思う。

インターネットを通じて、追いつめられることになったが、

ツイッター(現 X)による情報の拡散力の怖さ、便利さ、凄さなんかも表している。

うまく使えば、巨大な影響力を持つことになる、現代の縮図も伝えているのかも。

主人公の元妻を演じるフィア・ベルガラが美人すぎる。

主人公はかなりファットな体型だが、それ以上に人間性や独創性、カリスマ性が

あるということだろう。父親としては、失格かもしれないと、本人も言っていたが

はっきり言って、理想の父親像に見えるけどね。

しかし、一からリセットしてやり直して、立ち直っていくのっていいよね。

いったん、すべてを投げ捨てて一から出直したいって気分に時々なるのは自分だけ?(笑)

そんなことは、なかなかできないので、せめて映像の中だけで共感しておくか。

そんなハートフルな映画を求めている方はぜひご覧あれ。

『ショーシャンクの空に(ティム・ロビンス) 自由は僕らの手の中に』

原題:The Shawshank Redemption

ジャンル:ヒューマン・ドラマ

公開:1994年 アメリカ

監督:フランク・ダラボン

主演:ティム・ロビンス, モーガン・フリーマン, クランシー・ブラウン 

あらすじ:

興行収入:5830万ドル(全世界)  

評価:★★★(3段階評価)

感想:名作です。

今回観たのは2回目かな。非常に面白い。今観ても、現代の作品と遜色ないクオリティ。

いや、むしろ上に感じるぐらい。

主人公のアンディが頭の良さや面倒見の良さがみてて、どこか安心感がある。

きっとリアルワールドでもこういう人が冤罪で苦しんでいる状況が、

どこかであるんだろうな。

しかし、よくよく考えると、刑務所で何十年と過ごして、ふと我に返ったときにこの年月はなんだったのかと、自分だと受け止めきれるだろうか・・。しかも、冤罪だとしたらなおさら。

最後は、ヒューマン・ドラマらしく感動を迎えることになるが、登場人物たちの心情を考えると、切なくもなる。

この映画の撮影は、週6日、最大18時間労働が常態化していた様(wikipediaより引用)。

この労働は、刑務所より厳しいんじゃないの(笑)。まぁ、よりよい作品の背景には、たゆまぬ努力があるということか。

最後の、エンドロールに「IN MEMORY OF ALLEN GREENE」と出て、

誰?ってなったが、どうやら監督フランク・ダラボンの親友だった人らしい。

当作品の事務所関係者だった様。特に映像の内容とは関係ないようです。

ともあれ、男たちの静かな友情・ドラマに飢えている方はぜひ。